今年度の研究では,ICTが重要なキーワードです。2年生の算数 どうしたらうまく直線が引けるか 奮闘中!! 端末を利用し,漢字の習熟を行っています。正解時は大きな○が出現5,6年生 算数 直接指導を受ける6年生の左側に自力解決中の5年生が見えます。自力解決中の5年生・・・がんばって!!

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校内研修

研究テーマ
「知識を深め,自分の考えを広げようとする子どもを目指して」
~ICT機器による効果的な指導法のあり方や授業改善の工夫を通して~

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学力を高める日々の授業づくり その14
 11月21日,22日に低学年(算数)と高学年(国語)の校内研究授業を行いました。今年度はICT機器を活用した授業改善を目指し研究を進めてきましたので「学習意欲の向上につながる課題や問題の提示」「意欲的な交流につながる発表物の提示」「学習内容の確実な習得につながる活用」などに着目し,参観しました。成果としては主に「課題や問題を効果的に提示することにより,学習の見通しをもち,意欲的に学ぶ姿勢が見られた。」「導入で挿絵のフラッシュ的な映像提示がイメージの共有化等に効果的であった。」「アプリを活用したスキルトレーニングには,集中力を切らすことなく取り組む姿が確認できた。」など,「提示」「習得」面での活用についてあげられました。課題としては「自力解決場面を撮影し,発表や交流に使うと良い。」「文字が多いノートは電子黒板に拡大してもわかりずらい。」など「交流や思考の充実」の面での活用についてあげられました。

学力を高める日々の授業づくり その13

 9月11日(水)に3年生算数科「かけ算の筆算」の単元を扱った校内研究授業を行いました。放課後に行われた研究協議では,学校教育指導訪問のため来校された十勝教育局斉藤指導主事より多くの助言をいただきました。今年度の校内研修では「学力を高めるためのICT機器の活用」について研究を進めていますが,「最先端の研究がされている」「ICTありきでない」「タブレット型PCが有効に使われている」等評価をいただきました。今後の課題として「作業過程を動画で見せ交流すること」「躓き場面と解決場面を記録,提示し,比較により思考を深めさせること」「交流の観点を明確にし,児童の学習活動をより充実させること」等,今後の研究に生きる具体的な授業改善のポイントについてご指導いただきました。今後も評価意識を明確にもちながら,学力を高める授業を目指し研究を進めます。

学力を高める日々の授業づくり その12
 低学年でもICT機器を活用した授業が本格的に始まりました。プロジェクターとホワイトボードを使い,お互いに自分の考えを説明し合いました。視覚に訴えることから子どもたちには「学習意欲が高まる」「理解しやすい」というメリットがあり,教師側にも「資料の準備や掲示が短時間でできる」という利点があります。大切なのは,その後の「まとめ」と「確認・定着問題」の時間です。「よくわかった。」「わかりやすい。」ということで,確認・定着問題もすいすい。「もう終わっちゃった。」と嬉しそうに話す顔が印象的です。

学力を高める日々の授業づくり その11

 低学年は,計算ソフトを使い,基礎的な計算力のアップに楽しみながら取り組んでいます。この日はJICAの研修員さんが来校され,低学年の算数の授業を見ていただきました。研修員の皆さんは足し算や引き算の計算問題をどんどん解いていく子どもたちの姿に驚いたり,ICT機器の活用について興味深そうに見たりしていました。後日の国語の時間には,研修員さん宛にお礼の手紙を書く学習をしました。体験を生かして「喜んでもらえる手紙」になるよう,五感にポイントを置き表現しました。(他の日の算数では活用問題に挑戦。5dLと3dLのマスでいかに7dL入れるか?苦戦している姿を見ると,算数的活動の重要性が浮かび上がってきます。)

学力を高める日々の授業づくり その10
 第2学期が始まって2日目の研修日に,9/11(水)に実施する校内研究授業の指導案検討を行いました。第3学年算数科の「かけ算」の授業です。既習内容である十進位取り記数法や乗法九九を基にして,2位数や3位数に1位数をかける計算を学習します。事前研では,授業づくりのポイントとして「1単位時間毎の評価規準をより明確にし,子どもに付ける力の到達度をしっかり評価すること」「授業の終末段階を大切にすること」「児童の実態に合わせた個別の指導を大切にすること」「今年の目玉であるICT機器を効果的に活用し課題把握や定着に生かすこと」等があげられ,児童自らが既習事項を活用し,新しい計算方法を考えていく授業を目指す方向性を確認しました。

学力を高める日々の授業づくり その9

 高学年算数の様子です。6年生の直接指導が終わった後,担任は5年生の指導へと渡ります。すると6年生の学習リーダーが進行を務め,電子黒板を活用した交流活動が始まります。一人一人自分の考えについて,画面に映し出されたノートを指さしながら説明をします。「聞き手の反応を確認しながら話す」「批判的思考力を働かせながら聞く」ということが今後の課題です。教室の窓側では担任が5年生の直接指導にあたっています。指導しながら6年生の交流の様子にも目を配っているところが担任の素晴らしいところです。直接指導を受けた5年生はグループでの話し合いに移り,担任は6年生のまとめ・定着段階に戻ってきました。複式学級で学力をあげる授業を行うためには,教師力の向上はなくてはならないものです。

学力を高める日々の授業づくり その8
 5,6年生複式学級の算数の授業です。5年生は公倍数を6年生は拡大図と縮図を学習しています。さっそく校内研修の成果を取り入れ,6年生は電子黒板を用い,それぞれ描いた図について交流しています。自力解決時に担任がタブレットPCで子どもたちのノートを撮影し,電子黒板に転送します。交流のために掲示物を用意する時間が短縮され,他学年の指導に移る時間も確保できます。また,撮影した子どものノートを自力解決時に見ておくことができ,予めつまづきなどについて把握できるので,確かな指導につながります。5年生は,3つの数の公倍数をじっくりと考え,黒板にそれぞれの考え方を書いています。交流が始まる時間に担任がつき,直接指導をします。しっかりと構築された授業の流れとICT機器を活用した新しい形,「不易と流行」のバランスが生まれてこそ,学力を高める授業が成立すると考えます。

学力を高める日々の授業づくり その7
 6月28日,7月3日の2日間,ICT機器の使い方や,授業での活用の仕方等についての校内研修を実施しました。研究担当教諭が中心となり,フューチャースクールの実践の紹介や,機器の活用方法,情報モラル教育等について学習しました。機器の活用により,授業を充実させる多くの可能性が生まれることを職員間で共有しました。最後に研究担当教諭により「ICT機器があるから使うというスタートではなく,確実な定着を図る授業づくりをしようという目的からスタートし,その手立ての一つとしてICT機器があるという考え方が重要。」と確認できたことも,今回の大きな成果です。

学力を高める日々の授業づくり その6
 タブレット型PCを活用した算数の授業の続きです。画面に描き込んだ図の情報を電子黒板に転送し,考え方の交流をしている場面です。視覚に訴えることができるので,聞き手の児童も説明をよく理解することができます。答えも書き込み,みんなで確認することができます。ただ,ICT機器は学力を高める授業づくりの手段であって,機器を使うことが目的ではありません。どの過程でどのように使うことが,確実な把握・理解・定着につながるのかをしっかり考えていきたいと思います。また,言語能力を育てることももちろん重要です。各教科・領域の中で日常的に伝え合う力を高めていくことによって,ICT機器をより生かすことができるでしょう。

学力を高める日々の授業づくり その5
 5,6年生が集合学習のまとめをするために,新聞づくりをしています。学級通信の内容通り,子どもたちはしっかりと情報をメモしてきたので,どの子もスムーズに新聞記事を書き上げています。インプットした情報を自分の表現でアウトプットすることは,非常に難しい学習です。まとめ方や表現の工夫について個別に指導されています。子どもたちの机上の国語辞典からも,目的意識に裏打ちされた学習意欲を感じることができます。

学力を高める日々の授業づくり その4
 タブレット型PCを活用した算数の授業です。それぞれの子どもが,指でタブレット型PCの画面に図を描きながら「あまりのあるわり算」について学習しています。図を描いたり,修正したり,色を変えたりすることが簡単にでき,問題の意図や計算とのつながりがどんどん把握されていきます。画面に描き込んだ図の情報が一瞬にして電子黒板に送られ,考え方についての交流が始まります。自力解決場面から交流場面へ移行するときに,時間がかかりがちですが,ロスを無くし,思考や定着の時間を多くするのに大変役立ちます。

学力を高める日々の授業づくり その3
 右の写真は,1,2年生の算数の授業風景です。1年生は「ひきざん」,2年生は「長さ」の学習をしています。1年生は先生と一緒に,ブロックを使いながら,何度も繰り返し,ひきざんの仕方を学んでいます。2年生は定規の使い方を習得した後,自分で測りたいものを選び長さを測る学習をしています。ただ測るのではなく,何cmか予想をたててから測っているので「だいたい何cm」という長さの感覚も養えます。具体物を使った学習や算数的活動を取り入れ,楽しみながら定着を図る授業が進められています。

学力を高める日々の授業づくり その2
 いかに確実な定着を図るかが,学力の向上に強く関与します。授業の終末段階を重視し,授業のまとめや習得をしっかりとさせるための工夫が肝要です。今年度の本校の研究では,基礎的・基本的な知識と活用力を高める手立てとして,ICT機器に着目しています。写真は3年生の授業です。端末を使って漢字の練習をしています。それぞれの子どもに合った速さで問題に取り組むことができ,子どもたちも楽しみながら学習しています。

学力を高める日々の授業づくり その1
 右の写真は,本校5,6年生の算数の授業風景です。6年生が直接指導を受けている間,5年生では合同な図形のかき方について,自力解決した内容を交流する間接指導が行われています。
① 学習課題と学習の見通しを明確にした板書
② 学習の跡がわかり,自学しやすいノートづくり
③ 学習意欲を高める個別の言葉がけや指導
等,学習内容の確実な定着を図るための手立てを大切にしています。