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校内研修

平成28年度 研究の概要
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平成28年度 研究のまとめ
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 研究主題
 「ひびきあい,新たな学びを探究する子どもの育成」
~ユニバーサルデザインの視点を生かした授業を通して~

研究内容
 1 すべての子どもにとって参加しやすく,わかる授業
 →ユニバーサルデザインの視点~「焦点化」「視覚化」「共有化」
 2 主体的・協働的に学ぶ子ども
 →アクティブ・ラーニングの構築~「見通し」「話し合い」「振り返り」

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校内研究授業(高学年)
 10月27日(水),高学年の校内研究授業「算数」がありました。5年生は「四角形の内角の和」を求める学習,6年生は最小公倍数や数直線などの既習事項を使って「考える力を伸ばす」学習です。複式の授業では,教師が一方の学年を指導しているとき,もう一方の学年の児童がいかに自分たちで学習を進めることができるかどうかが,大切です。それができている姿は,まさにアクティブ・ラーニングであると言えます。児童が主体的に,友達と【話し合い】をしながら考えを深めていきます。今回の授業でも,その姿が見られました。

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 5年生では,自力解決の後に,ペアや全体で【話し合い】,考えを深めていきました。6年生も,自力解決の後にペアで【話し合い】をしたり,自分のノートをタブレットで撮影,モニターに映し出して【視覚化】し,大事な点にアンダーラインを引きながら考えを説明したり,【話し合い】をしたりして,考えを深めました。また,5年・6年ともに,学習の終末には次時の学習について興味をそそる予告があり,児童が【見通し】をもって学習に取り組めるように工夫がされていました。

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校内研究授業(低学年)兼学校教育指導訪問
 9月27日(火),低学年の校内研究授業「道徳」をしました。学校教育指導訪問を兼ねて実施しました。「親切にすること」をテーマに,教材「はしの上のおおかみ」のお話をもとに,子どもたちは学習に取り組みました。導入では,「おおかみ」の出した手紙文を大型モニターに映し出し,子どもたちの興味関心と見通しをもたせる工夫をしました。お話は,ペープサートを教師が演じて【視覚化】【音声化】を図り,子どもたちの理解を助けました。

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 また,「おおかみ」や「くまさん」の動きの【動作化】を取り入れたことにより,子どもたちは楽しく活動に取り組み,「おおかみ」の気持ちを考える助けとなりました。また,自分の考えたことについて,グループでの【話し合い】をすることによって【共有化】を図り,自信をもって全体の場で発言することにつなげました。【振り返り】で,子どもたちは,「これからもっと,友達や兄弟に親切にしたい。」などの思いをもつことができ,工夫に満ちた授業となりました。

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タブレット活用についての説明会
 8月8日(月),上士幌町教育研究所の所員の方々が,本校のタブレットの活用について説明を聞きに来校されました。上士幌町では各学校へのタブレットの導入を検討されていて,本校の活用の様子について話を聞きたいとのことでした。低・中・高学年の担任が,普段どのようにして活用しているのか,説明しました。
 低学年では,ひらがな等の書き順や正しい形を学ぶ際の使用,かけ算学習での使用,カメラ機能を使用しての教材の拡大などについて,中学年では,体育の動きを動画化しての学習,

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ツインビューア機能を使用しての比較して考える学習など,高学年では,撮影した図形や画像の上に書いて考える学習,自分で画像を撮ってまとめる学習,歌唱の様子の自撮りなど,様々な活用例を挙げました。
 タブレットは,ノート型パソコンと比べて,子どもたちがどんな場所にもすぐに持ち運んで使えること,カメラや動画撮影機能も併せもつため,デジカメ等の機器から取り込む必要なく使えること,いろんなアプリが使えることなどの利点について説明しました。

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校内研究授業(中学年)兼研修講座
 6月29日(水),中学年の校内研究授業「算数」をしました。研修センターの講座(複式授業)を兼ねて実施しました。3年生は,重なりのあるものの全体の大きさを求める学習です。実物の「ものさし」やテープ図を使って「視覚化」を図りました。「重なっている部分」をどう処理したらよいかという思考の「焦点化」により,子どもたちは「見通し」をもってしっかりと考えることができました。また,ペアや全体で自分の考えをもとに「話し合う」活動を取り入れたことで,思考の「共有化」が図られ,より能動的な学習となりました。

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 4年生は,全体の大きさと違いに目を付けて,それぞれの大きさを求める学習です。思考の「焦点化」として,数直線をどのようにかいたら分かりやすいかがポイントでした。数直線を縦に並べるという方法により,「見通し」をもって考えることができました。また,一人学年のため,多様な考えにふれられるよう,教科書にある別の方法も,子どもが自分の言葉で説明しました。学習を「振り返り」,分かったことを自分の言葉でまとめるという活動にも取り組むことによって,より能動的な学習となりました。